ある春の夜に(봄밤)
- 韓国MBCで2019年5月22日~7月11日まで放送。
- 水木ドラマ
- 全32話
- 監督:アン・パンソク(よくおごってくれる綺麗なお姉さん、密会)
- 脚本:キム・ウン(よくおごってくれる綺麗なお姉さん)
- Netflixでは2019年7月12日から全話日本語字幕ありで全16話で配信中(2019年12月5日現在の情報です、最新の情報はサイトでご確認ください。)
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ある春の夜に【キャスト相関図あらすじ視聴率OST】主題歌が最高!
ある春の夜に(봄밤) 韓国MBCで2019年5月22日~7月11日まで放送。 水木ドラマ 全32話 監督:アン・パンソク(よくおごってくれる綺麗なお姉さん、密会) 脚本:キム・ウン(よくおごってくれる ...
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ある春の夜に/全体的な感想&評価
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どろどろ
パッと見の雰囲気からサスペンス系の作品かな?と勝手に思っていましたが、人間模様を深く描いたラブストーリー兼ヒーリングストーリーでした!
主要人物たちの年齢もアラサー&アラフォーということで、大人向けのドラマかなと思います。
でも展開が何度も繰り返されるところがあって、韓国ドラマ特有のはやく先に進んで!というイライラは若干ありました。
とは言え、ハン・ジミンとチョン・ヘインが主要キャストではありますが、脇を固めている役者たちが最高過ぎて最初から最後まで引き込まれるストーリーでした。
ある春の夜に/感想:ハン・ジミンが大人な女性を熱演!

引用:https://www.instagram.com/p/B41_Nv7pG_R/
ハン・ジミン…大人の女性になりましたね。
ハン・ジミンの出演作品では「屋根部屋のプリンス」と「ジキルとハイドに恋した私」を見たことありましたが、キャピキャピした元気な女性というイメージが強かったんです。
でも、すでに彼女も実年齢ではアラフォーなんですね…
「ある春の夜に」では、大人の女性になったハン・ジミンの姿がたっぷりてすごくよかったです。
ハン・ジミン演じたイ・ジョンインという女性は、芯が強く、物怖じしないさっぱりした女性です。
気が強いあまりにたびたび自分勝手と思われる言動はありますが、個人的にジョンインは自分勝手というより、自分に正直な人と印象でした。
自分に正直でありながら相手を思いやって行動しているので、決して自分勝手ではないかなと。
思いやりや情に厚い性格からギソクとの違和感を感じながらもズルズル4年間付き合い続けてしまったのでしょうね。
ギソクの幼稚なプライドにも付き合ってあげていたところを見ても、十分素敵な女性だと思います。
ジホが惹かれる理由もわかります。
ある春の夜に/感想:チョン・ヘインが父親を演じきった!

引用:https://www.instagram.com/p/B4j7HBUpAhp/
チョン・ヘインも本当によかったです。
ジョンインのひとつひとつの言葉に感動して涙する姿なんて、抱きしめてあげたくなっちゃう。
ジホがひとりで人生のどん底を歩んできた孤独が、すごく伝わってきました。
ジホへの感情移入は特別でしたね。
チョン・ヘインはどこまでも上がっていきますね!今や韓国でも日本の韓流層では大人気の俳優さんですね。
連続で同じ監督の作品に出演していることから、(前作の「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」の監督と脚本家)よほど相性がよかったのでしょうか。
「ある春の夜に」ではイ・ジョンインの役に、最初はソン・イェジンにオファーがかかったようですが、彼女は辞退した模様。
たしかにいいコンビだったとはいえ、短期間にまた共演で、しかも同じ監督と脚本家であるとなると、ベテランの女優さんですから辞退も致しかたない。
ただ個人的にジョンイン役はハン・ジミンですごくよかったと思います。
そしてチョン・ヘインですが、初のパパ役となりました!
頭もよく、性格も優しくて、イケメンで、なんの問題点も見つからないジホですが、唯一女運が悪かったようです。
息子のウヌの母親はジホとの愛息子を産んだあとに行方をくらまし、ジホはシングルファーザーとなってしまいます。
韓国ではシングルファーザーはなかなか風当たりが強いようで、とても苦労したようです。
普段は穏やかで優しいジホですが、とても熱いものを持っている情熱的な男性です。
ウヌを守り抜こうとする姿、ジョンインを愛していく姿、ギソクとの対決もとてもすごくよかったです。
とにかく思いやりの強い人で、ギソクとは真逆の人。私もジョンインになりたい(え)
過去のトラウマから弱気になってしまう姿も、私にはなんだかかわいく見えてしまいました。
ジョンインに尻に敷かれる姿もよかったです!
ある春の夜に/感想:ギソクオッパがなかなかのクセもの
ジョンインの彼氏のギソクオッパ。
なかなかのクセものでしたね。
この人は優しいけど、思いやりのない人です。
自分のプライドから世間的に残念な境遇のジホを常に見下し勝とうとしますが、ジホには一生勝てないだろうなと。
ジョンインもそんな人とズルズルと付き合い続けてきてしまったことに後悔していましたが、根っからの悪い男ではないから難しいんですよね。
でも、こういう人とは結婚したくないと思うのはすごく理解できる。
”温かい人と結婚したい”と言っていたジョンイン。その直感を信じたジョンインに称賛を送りたい。
見えない違和感に気づいて後に引くことって、そんなに簡単じゃないからね。
人間ってみんな優しさを持っているんですよ。でも、思いやりって誰でも持ってないの。
みなさんも思いやりのある人と結婚しましょう(誰)
ある春の夜に/感想:姉ソインの人生に涙…妹ジェインのキャラも最高

引用:https://www.instagram.com/p/BxceCNDHTJn/
絵に描いた長女を自身で演じきってしまっていた、ジョンインの姉・ソイン。
現代の設定なのに今どき政略結婚なんてありかよ~って感じでしたが、親に決められた人と結婚してしまい、人生を狂わされてしまいます。
ほんとね、ソインの夫はクソ男です。クズですね。
頭が良くて素敵な女性なだけにね、結婚する人を間違っただけでこんな風に人生が変わってしまうんですよ。
ドラマはフィクションですが、こんな夫婦五萬といます。
みなさんは結婚相手は見極めてくださいね(だから誰)
完璧な長女に芯の強い次女、そんなオンニたちに囲まれ自由を貫く三女のジェイン。

引用:https://www.instagram.com/p/B2OzlXPp_N3/
ジェインを演じてるチュ・ミンギョンさん、好きだわぁ~。
ひたすらいいキャラだなぁと思いながら見ていました。
自由そのもの!といった感じですが、利己的な父親とそれに振り回されているオンニたちを見ているせいか、一番大人にも見えます。
オンニたちを良く見てきたからこその自由なのでしょうね。
いつも私は関係なーいみたいな顔して、ちゃんとオンニたちの味方になっている姿が素敵でした。
ある意味不幸でもあるんだけどね。オンニたちを見ている分、恋愛や人生を振り切れないところもあると思います。
環境って思った以上に人生に関わってくるってことですね。
ある春の夜に/感想:それぞれの家族模様に心打たれるの巻
このドラマのテーマとも言える、家族模様。
ジョンインの家族は、利己的な父とそれに逆らえない母。
ギソクの家族は母が亡くなっていて、人間関係をビジネスとだけ考えている父。
ジホの家族は、学のない親でありながら優秀な1人息子を持ち、シングルファーザーとして生きる息子を全力で支える父と母。ジョンインやギソクの家族とは対照的な家族でした。
ジョンイン母は、娘たちの味方でありながらも利己的な夫に全力で逆らいきれない姿にイラっとしたんですが、よくよく考えたら3人姉妹…
男の子を生めなかったことで肩身の狭い思いをしてきたのだろうと思いました。(私の勝手な妄想かもしれないけど)
本当嫌な風潮だよね。性別は選べないし、元気に生まれてくれば男でも女でも素敵なことなのに。
最終的にジョンイン母も強さを持ち、娘たちを心から想う気持ちに涙しました。
ジホのご両親は親の鏡だね。
ジホが幸せになることだけを祈って、どんなことがあってもジホの味方でいる姿にこちらも心打たれました。
さまざまな家族の形を見ることで、勉強になることも多かったです。
ある春の夜に/感想:カメラワークに心打たれるの巻
韓国ドラマ特有のドアップの撮影方法ももう見慣れたものですが、やはり不自然だなと思うことも多々ありまして。
「ある春の夜に」はあの不自然なドアップソロ撮影はなかったんじゃなかろうか。
すごく見やすかったし、ひとつのシーンを遠目で映してくれているので、そのシーンの全体的な雰囲気がすごく伝わってきてよかったです。
アン・パンソク監督の作品は「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」もこんな感じの雰囲気ですよね。
とても好きな監督さんになりそうだ。
この監督の独特の雰囲気が感じ取れてすごく良きでした!
ある春の夜に【感想評価ネタバレ】まとめ
韓国ドラマ「ある春の夜に」の感想評価をまとめました。
かなり好き嫌いの分かれそうなドラマではありますが、大人な女性に向いているストーリーだと思います。
韓国ドラマ特有の途中のグダグダ感は若干ありますが(ギソクとジホのやりとりがちょっとしつこかった気もする)、チョン・ヘイン好きなら絶対見といて損はない作品です。
Netflixで配信中なので、気になるかたは「ある春の夜に」をぜひチェックしてみてください!